G-SPEC

ブログの内容は完全に僕の主観ですのであしからず.

【DIY修理】廃盤部品だらけの電動シャンプーチェア故障【サンセイ シャンプースター】激闘の2ヶ月!

施設の電動シャンプーチェアー

利用者様が髪だけでも洗えるようにと購入した物です

確かメルカリで1万円!激安!

使用する事約半年・・・動かなくなりました。

結構、年季が入ったイスなので

もう直す事は不可能なのだろうか?

また中古を探して買うか?

どっちにしろお金が結構かかります

調べてみると「サンセイ社製シャンプースター」と言う商品みたいです。

まずはメーカーに電話してみると

「えっ!?うちの会社の商品ですか?」

・・・・もう作ってないらしく、作ってた事も知らない人が電話にでましたwww

ハイ次

シャンプーチェアーの修理を得意としている会社に問い合わせしてみると

出張だけで15,000円で別途工賃や部品代がかかるらしいのと

今忙しく伺えるのに数か月後と言われてしまいました

う~ん、どーせ壊れてるならちょっと分解してみよう!

因みに足のペダルスイッチで上下し同時に背もたれが倒れる仕組みです。

ペダルスイッチを押してもウンともスンともいいません

まずはペダルスイッチを疑ってみましょう

テスターがなかったので出来るとこまで分解

ん~カチッカチッとスイッチは異常なさそーだな

断線も焦げもないしなー

次に本体の内部をみてみます

錆びたネジを取り、カバーをはずします

油圧!!!!

まさかの油圧!電動じゃないんですね

コリャーヤヤコシヤー

上昇したところで止まっています

なんだかよく見れば見るほどわからん

ただ油圧シリンダー辺りを見てみると

シリンダーは伸びきっています

フレームにスイッチがついていて押された状態になってます

これはっ!?リミットスイッチですね

「シリンダーがこれ以上伸びちゃダメだよのスイッチ」

これを押したまま止ってますねー

ん~なんか関係あるのかな?

分解は簡単そうだったので取り外してみました

みてもわかんないから、ひとまずGoogleレンズで調べてみる事に

もちろん廃盤の部品でした

でも、リミットスイッチだから関係ないよな~と思いながらも

リミットスイッチを直結して上昇スイッチをそっと押してみると

ウィィィーーーンとモーターの音が!!!

モーターは生きている!

下降は未だに無反応

これが壊れてるのかな?

一応、同スペックのヤーツを注文してみました(安いしね)

後日サクッと交換

・・・・・下降しない

上昇はウィィーーンと音がするようになりました

一応は壊れてたのかな?

ん~でも下降しないからなぁ~

次はブラックボックス的なヤーツを見てみます

Googleレンズでパシャリ

コンデンサみたいですね

モーターの始動を助けるヤーツみたいです

AIに聞くと

「間違いなく、そのコンデンサがダメになっていると思われます」

本当かよ!おまえは嘘つきの知ったかぶりだからな!と

AIを疑いつつ、同スペックのヤーツを注文

後日

・・・取付てみるも動かない

症状は前回と一緒

ハァ~

なんだろな?見ててもわかんないし

この椅子の構造を書いてみる事にしました

実は僕、ちょっとだけ油圧に詳しいんです

こんな感じで配管が繋がってます

ほうほうほう

なんかわかってきたぞ

各パーツを観察してみます

多分各パーツはコレ

そーなると油の流れは

上昇スイッチON ⇨ タンク ⇨ ポンプ ⇨ シリンダ

 

リミットスイッチで止る

下降スイッチON ⇨ シリンダが下がる

シリンダが下がる???

どうやって?下げのスイッチ?が効かない?

R氏に動かなくなった時の事情聴取開始

「髪洗って下げようとしたら動かなかったんだよ、いつもならシューって下がるのに」

・・・・「シュー」だと!?

キタコレ

自重で降下するタイプのヤーツって事ね

あっ下降スイッチを押すとソレノイドが開いて作動油がタンクに戻るのか

と、言う事はソレノイドがアヤシイ

ソレノイドをみてみます

なんかコゲてない?

早速バラしてみると

ジャーーーン

焼け焦げて断線

・上昇を保持したまま動かない

原因はこれで間違いなさそーですね

Googleレンズで調べると

ファインシンター社製
「SV3S-A100-12 G340」

これまた廃盤

同スペックのヤーツを注文と言いたい所ですが

選定がなによりも大変

配管も問題です

できれば取り外しバラしてみて配管を調べたいのですが

R氏が

「今はイスが上昇状態だから、なんとか乗って髪は洗えてるんだよね、だから絶対に下げないでね」

・・・すげー無茶ブリ

すべての準備を整えて一日で交換しなきゃいけないって事

コリャー失敗は許されません

まずは配管径、ホース径を測定していきます

IN側、RC1/4

OUT側、RC1/8

間違いなさそーですが・・・

ソレノイドのメーカー、種類やオプションも含めると

百種類以上あります・・・・

壊れたソレノイドの電圧、作動圧力、配管径など

超絶集中しないとさがせないですよ

カタログと型番を何百回も見てやっと見つけますが

INとOUTの径が違う商品が販売されてません

あと、壊れたスペックと同じ最大作動圧力の小型ソレノイドは

あまりなく「CKD」と言う会社が有力

あとは品番を組み立てるって感じ

でもって、今回のソレノイドバルブは

AB41-02-1-B-3A-A-B-AC100V
↓ 
AB41-02-1-B3AAB-AC100V

AB41-02-1-B3A-AC100V

AB41-02-1-B00B-AC100V

最終的にコレ

あとはサクッと交換するだけ・・・とはいきません

ここまでに

・リミットスイッチ

・コンデンサ

・ソレノイドバルブ

で、約1か月半かかってます

もうね、ここまでくると意地ですよね

「絶対直してやる!!!」

同時に

・変換継手

・ドレンホース

・各種ボルト

・取付ステー

・作動油

・配線キット

・各種工具

などを用意

週末何回もイスを見に行き揃えました。

そして、利用者様が帰った土曜日の夜

作業は開始されました

まずはソレノイドを外すとシリンダからの作動油が漏れるのでペットシーツを敷きます

なるべく作動油が漏れる量を少なくする為ストッパを使います

まずは焼き付いたソレノイドを外す前に

新しいソレノイドと元の配線を圧着端子で結線します

ここでペダルスイッチの下降を押し試運転

・・・・「カチッ」

うおおおおおおおおお

新しいソレノイドは動いた!

まだそれだけなのに僕は猛烈に感動しました

なぜならソレノイドが動くと言う事は作動油が流れてイスが下降すると言う確定演出!

まだまだ交換作業は始まったばかりですが僕の勝ちのような物です

そして遂にソレノイドを外します

下側のIN配管はそのまま利用します

緩めると同時に作動油が漏れてきて、イスが下降しようとします

瞬時にシールテープを巻きなおして新しいソレノイドと交換

新しいドレンホースに交換し、各箇所を締め付けていきます

漏れてしまった作動油と同じであろう量をタンクに足します(適当な量)

ヨシっ!ひとまず配管は完成!

交換自体は数分で終了(あっけなく)

これでイスの上下の試運転が出来ます

遂にこの日が来た!

寝る前や運転中もずっと気になって思い出す

・交換手順

・忘れ物はないか

・うまくいかなかったらどうしよう

などなど、約2か月の集大成!

 

ペダルスイッチの下降ボタンを押します

 

「シューーーー」と言う音と同時に

椅子の座面が下ったではありませんか!!!!

 

うおおおおおおお!!!!

俺は猛烈に感動しているぞーーー

落ち着け俺

次は上昇ボタンをちょっと押してみます

ウィィィーーーン

上昇しました

うおおおおおおお!!!!

完璧じゃないか!!!!

後は、リミットスイッチを元に戻して、ソレノイドの固定、各種配管の増し締め、清掃、再度上下作動をし、作動油漏れしてないか確認し終了

完全に直りました!

いや~久しぶりに大満足な仕事をしましたよ

交換作業も描いてた行程通りでよくできましたが一つだけミスと言うか、ソレノイドの選定は大体あってたのですが、オリフィス径(作動油の通る穴)が、もう少し小さいヤーツがよかったかな、下降スピードが若干早く感じます

次壊れるのはもうポンプかシリンダしかないんでそれならなんとか交換できそーですねwww

今回交換で思った事は、全ての部品が廃盤で部品の選定にかなり時間を費やしました

今後ポンプやシリンダの選定もゾっとしますが、治った時のアドレナリンが忘れられませんwww

これで来週から利用者様が楽に洗髪できます!!

「元い!」やっぱり次壊れたら手動のチェアー買ってくれ!

ハイっ!
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